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2006年のラングドック・ルーション地方も2005年同様偉大な成功を収めました。しかしこの年の気候条件は前年のモノとは異なります。実際に2005年の秋は10月に110mmの降水量を観測。
気温の減少は1月に6℃を記録するまで緩やかに進み、1月も降水量が多く190mmを記録しました。それに反して2月はこの冬で最も寒い季節となり、ブドウ畑は清潔になります。
春は緩やかに気候が上がり始め、ブドウの生育サイクルのスタートが切られます。反対に6月は最高平均気温28℃を記録する程暑く、これによりブドウは繁り、開花は早まりました。
7月の間は非常に暑かったですが8月に入ると気温は急落し、ブドウは成熟が緩やかに進みます。夏を通して旱魃が起き、この水分ストレスを回復するのには9月の降雨まで待たなければなりませんでした。
2006年に収穫されたブドウは完璧な成熟バランスで、ドメーヌによっては2003年、2005年に匹敵する非常に偉大なヴィンテージのワインが生産されています。
ルーション地方の2006年は状況が異なります。冬は秋を通してとりわけ強く降った雨の影響を受けて非常に湿潤で、12月は11日間極度の寒さに襲われるなどかなり寒い気候で強烈に湿度が上昇。
1月も370mmの降水量を記録するほど雨が多く、3月まで気温が上がるのを待たなくてはならなくなり、発芽に遅れが生じました。続く5月から9月も雨が多く、夏はとりわけ暑かったですが8月はいつもより涼しい季節になっています。
収穫は選果が必須となった難しいものになりましたが生産されたワインは素晴らしいです。